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堺市 T邸 床補修工事 現調②
和泉市の水回りリフォームの正住です。
引き続き、T様邸の現場調査に行って来ました。
地盤が悪いせいなのか、全体的に床が傾いているとのこと。
確かに、目で見ても少し傾いているように見えますし、慣れていないと、気持ち悪くなってしまうかも。
特に、台所付近がひどく、流し前で調理するのに立つ場所が、かなり傾いているみたいです。
建物全体の傾きを直すというのは、かなり大ごとになって実用的ではないので、
床だけをめくって、床を支えている束石や木製束をやり直した方が良いのでは…、と説明。
もちろんそれにしても、工事範囲は広がってきます。
一カ所だけ補修すると、どうしても、工事をしていない部位とで、段差になったりするので、
繋がっている箇所は、全て床工事をした方が良いかもしれません。
T様邸の場合、玄関ホール~廊下、台所、洗面所と床が繋がっているので、
最低限、そこまではした方がよさそうですね。(;・∀・)
トイレと居間の床は、一応、敷居で縁が切れているので、今回は、しない方向でいきます。
ただし、トイレや居間の床、さらには、2Fの床も傾斜が気になるとの事でしたので、
将来的には、やはり、工事した方がいいかもしれませんね。
トイレの床は、新しく便器を取替えていたのですが、廊下の床の高さとトイレの土間の高さが、
ほぼ同じになっています。(ドアの敷居だけが、飛び上がっている状態…)
トイレ土間を、水を流して洗っているとのことでしたが、土間と敷居の段差(立ち上がり部)が少なく、
水を流すと、敷居や柱などに、水が掛かって、柱などの木部を腐らせてしまいます。
実際に、敷居は、腐食が凄かったのか、新しく取替えられていました。
水を流す場合は、立ち上がり部分(10㎝くらいの段差)が必要になってくるので、
水を流さなくても、お掃除が簡単な床材に変えたほうがいいかもしれませんね。
あとは、お風呂場。(@_@;)
壁タイルに、クラック(ヒビ)が入っていました。
テープを貼っている箇所が、クラック箇所です。
壁だけでなく、浴槽廻りや土間タイルにも、クラックや隙間がありました。
実際に、隙間部分などから水が浸入していき、外壁の剥離やクラックに繋がっているのかなと。
さらに、浴槽の下部の排水設備も気になります。
浴槽の残り湯を抜くと、水が渦を巻いて排水されるのですが、おそらく、
長年使っているので、下部のコンクリートなどが陥没して、水が地盤に浸透している可能性があります。
地盤に水が常時流れていくという事は、地盤が陥没、空洞化になって、
ひどくなると、建物が傾いてきます。(*_ _)
そうならないためにも、床下は、常に乾燥している状態にすべきです。
最近は、システムバスが主流になっていますが、床下の乾燥対策や排水問題、衛生面から言っても、
やはり、在来浴槽(下の写真のような工法)より、システムバスの方が優れていると言えます。
以上、気になる箇所を書き連ねましたが、これらを元に、お客様に提案していきたいと思います。
リフォームは、どこまで工事をするか(どこで線を引くか?)が、非常に難しいのですが、
予算的なことや工事期間なども含め、お客様と相談しながら、決めていけたらと思います。
どのように変わるのか、今から楽しみです。(´へωへ`*)