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大阪狭山市 S邸 耐震診断
和泉市の耐震、水回りリフォームの正住です。
昭和49年の木造住宅の耐震診断に行って来ました。
この地域は、昭和40年代半ば頃から、建売住宅として売り出され、
販売当初は、抽選の競争率も高かったようです。
最寄り駅までも、程よい距離にあり、徒歩通勤圏内と言う事もあり、
けっこう人気の地区だったみたいですよ。( *´艸`)
建てた当初から、リフォームなど、あんまり手を入れていない様子…。
水回りなどの器具も、元のままみたいです。
ただ、築40年以上経つと言う事もあり、あちらこちらで、劣化&腐食が…。
外壁も定期的に塗り替えていないみたいで、手で触ってみると、
白い粉がベッタリと付く…外壁チョーキング現象が、見受けられました。
チョーキング現象が現れると言うことは、防水効果などがどんどん薄れてきているので、
早めの塗装の塗替えを、おススメします。(*ノωノ)
下の写真などは、塗装の裏面(壁の下地面)から、湿気等が回って、
塗装が部分的に剥離して、めくれた状態…。
お風呂場の周辺などは、こういう現象が、よく見られます。
基礎も、数ヶ所、、クラック(ヒビ)があったり、剥離したりしていました。
ただ、屋根だけは、数年前に、雨漏れしていたのか(部屋の天井に雨漏れしみ跡があります)、
新しくリフォームされていました。
詳細までは、見れませんでしたが、おそらく、以前は、カラーベスト屋根で、
その上から、カバー工法にて、屋根を葺いたみたいです。
カバー工法は、既存のカラーベスト屋根をめくらずに、そのまま新しい屋根を重ねて載せる工法ですが、
その後の雨漏れなど、けっこう問題になっている所があります。
床下は、一部、白蟻被害の箇所があったり、基礎の状態もあまり良くありません。
ただ、基礎に関しては、この当時の一般的な工法なので、特に違反物件とかでは、ありません。
他にも、床を支えている束柱の足元には、
塀などに使われる普通のコンクリートブロックが置かれていますし、やはり時代が変わってくると、
材料も工法も変わってくるんですね~。\(゜ロ\)(/ロ゜)/
建築図面はなかったのですが、調査員2人で、約2~3時間かけて、
建物をくまなく調査して、耐震診断の現地調査は、終了です。
これから、事務所で、図面や写真を整理して、報告書を作成します。
どのような、結果になるのか…、不安でドキドキ。
お住まいの耐震性などが、気になる方は、一度、ご連絡を。